ガーナの公立高校の保健室について現地調査を行いました
報告日:2022年11月28日
報告者:中山桂子
長崎大学大学院・熱帯医学グローバルヘルス研究科、国際健康開発サテライトコースの中山です。
私は、現在、「ガーナの公立高校における保健室の利用状況と生徒の保健室に対する認識について」の研究を行っています。
今年の7月に現地へ行き、ガーナ共和国イースタン州ローワーマニャクロボ地区の公立高校4校で、保健室に対するアンケート調査と、保健室の観察を行いました。アンケート調査では、高校2年生と3年生を対象に行い、保健室利用の有無、来室理由、保健室に対する認識や満足度などを質問項目としました。
コロナ禍において、ガーナでは、公立高校に対し、保健室の設置と看護師の配置をするよう通達を出しました。今回調査に協力をしてくれたローワーマニャクロボ地区では、公立高校全4校に看護師が常駐しており、1校につき1病院の連携体制も整えているとのことです。
保健室の利用状況は、予想していたよりも利用率が高かかったです。
今後、アンケート調査をもとに、利用の満足度に影響を及ぼす要因を見ていきたいと思います。