ニジェール出張報告

日時:2012年8月23日(木)~9月2日(日)

参加者:小林潤(長崎大学)、竹内理恵(JC-GSHR)、日達真美(長崎大学国際健康開発研究科学生)

今回の出張ではニジェール教育省学校保健推進室(Bureau Santé Scolaire, Ministère d’Education National, Niger)を訪問し、ニジェールにおける学校保健政策研究の実施について話し合いを行いました。 また、長崎大学国際健康開発研究科学生、日達さんの研究フィールドを訪問しました。ニジェール教育省学校保健推進室訪問
学校保健政策研究のカウンターパートとなるニジェール教育省学校保健推進室の室長であるM Boureima DOULAYEとは、2008年、ガーナで開かれたWACIPAC主催による学校保健にかかわるポリシーメーカーおよび実務者レベル会議でお会いして以来のお付き合いです。これまで何度かニジェールを訪問しましたが、訪問のたび温かく迎えていただきます。今回は、学校保健政策研究実施にむけての準備について話し合いを行いましたが、M DOULAYEより学校保健推進室と国際学校保健コンソーシアムの共同研究による学校保健政策研究実施を快諾していただき、研究実施手続き、実際の研究実施への協力の申し出をいただきました。また、実際にM DOULAYEへの中央省庁レベル政策実施者に対するインタビューを行い、これから行う予定の研究方法の一端を体験していただきました。

M Doulaye(写真一番左)

長崎大学国際健康開発研究科学生、日達さんの研究フィールド訪問
フィールドはタウア州のビルニンコンニというところです。首都ニアメから車で6時間ほど東の方角へ行ったところです。数か所の村で母子保健の研究をしていました。ちょうど小学校が休暇の時期だったので、村へ行くたび多くの子供たちに囲まれました。小学校低学年ぐらいの子供が小さな兄弟を背負っている光景はアフリカではありふれた光景かもしれませんが、これも学校保健で検討すべきことなのではないだろうか?と同行した小林先生はお考えになられたようです。

幼い兄弟の世話をする女の子
村の様子
集まってきた村人

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