第21回日本健康教育学会ラウンドテーブル 「アジアにおける学校保健と健康教育の最前線―子供たちの心と体を育む教育学的アプローチとは?―」報告
日時:2012年7月8日(日)
第21回日本健康教育学会ラウンドテーブル「アジアにおける学校保健と健康教育の最前線―子供たちの心と体を育む教育学的アプローチとは?―」が行われました。
2012年7月8日に、首都大学東京において、第21回日本健康教育学会ラウンドテーブル「アジアにおける学校保健と健康教育の最前線―子供たちの心と体を育む教育学的アプローチとは?―」が行われました。本研究会理事の朝倉隆司氏のファシリテートのもと、最初に本研究会理事の友川幸氏が、アフリカやアジアの開発途上国で行なってきた学校保健関連活動(人材育成と研修、教材開発と普及等)の中で感じた共通の課題を整理し、子どもの成長発達に配慮し、子ども教師の主体性を引き出すアプローチとして、教育学的アプローチを紹介しました。その後、教育学的アプローチによりもたらされる学校保健や健康教育の新たな可能性と推進上の課題について、本研究会理事の湯浅資之氏から指定発言があり、参加者を交えての議論が行われました。子どもの限りない力を引き出す教員側の能力を高める必要性、医療従事者主体の医学的アプローチとの併用、スポーツ振興との融合など、研究者・実践家それぞれの立場からの活発な議論が展開されました。