JICA草の根技術協力事業「地域に開かれた幼稚園:ケニア共和国ケリチュー郡幼児の栄養改善に向けて」の短期専門家派遣への同行報告
報告日時:2023年5月26日
報告者:横山 泰子
2023年3月より事務局に参加しました横山と申します。
4月30日から5月14日までの2週間、信州大学教育学部の友川幸准教授が、特定非営利活動法人HANDSがケニアのケリチョー郡で実施しているJICA草の根技術協力事業に短期専門家として派遣されました。
依頼内容は、ケリチョー郡の教育、保健、農業局のカウンターパートを対象とした能力強化のための研修実施でした。
私は、4月30日から5月5日まで同行し、学校給食の調理を行う担当者や地域保健ボランティア(Community Health Volunteers:以下、CHVsと記載)を対象として行う、栄養や衛生に関する研修を見学しました。また、JICA草の根の事業対象となっている幼稚園の施設を見学しました。
JICA草の根の事業担当者の話によると、ケニア共和国では、幼児教育において、健康診断で体重を測り栄養状態を確認する機会がなく、同事業の対象地域であるケリチョー郡では、幼児の栄養不良が問題となっているそうです。
ケリチョー郡の政府関係者や幼稚園関係者は学ぶことに熱心であり、幼児の生活地域では、養鶏・酪農・複数の野菜が栽培されているなどから、今後の栄養改善へのポテンシャルの高さを感じました。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 活動報告2024.08.28デング熱に関するKAP調査
- 活動報告2024.07.23フィリピン国における学校でのデング熱対策教育のマニュアルと教材の出版
- 活動報告2024.07.23「2nd IAHPEDS World Congress 国際学校保健コンソーシアムによるシンポジウム」
- 活動報告2024.07.23セネガル共和国におけるフードセキュリティー調査の報告