健康教育学会でのラウンドテーブルの開催
報告日時:2023年8月20日
報告者:島袋 璃渚
7月22(土)、23日(日)に、全国町村会館(東京都)にて健康教育学会が開催されました。
国際学校保健コンソーシアムは、「ポストコロナ時代における開発途上国での学校保健支援と研究の在り方―日本の強みを生かした学校保健支援及び研究とは?」というテーマで、ラウンドテーブルに参加致しました。
企画は、まず3名の先生方(安藤先生、友川先生、西尾先生)それぞれによる話題提供を行いました。そしてその話題をもとに、参加者と「A.日本の学校保健支援と研究の強みと課題」、「B.現在、そして今後求められる学校保健支援と研究」の2つのテーマについて議論を行いました。議論のテーマについては、事前にコンソーシアムメンバーから意見を集めており、それを紹介した上で、参加者の方々からも意見をいただきました。ディスカッション後には、国際学校保健の専門家であり、国際学校保健コンソーシアムの代表理事を務める小林潤先生より、総括をいただきました。
今回のラウンドテーブルで明らかになったことを一部ご紹介いたします。
・日本の学校保健支援と研究には、日本の学校保健の教育的アプローチの活用や相手国との連携が可能な点、学校保健に関する組織の設置や教育機会が確保されている点などの強みがあること。
・プロジェクトの機会や実績の少なさ、専門家や人材不足とその養成組織の連携などについての課題があること。
・日本型学校保健のパッケージ化や相手国のニーズや教員の労働状況の把握、また、日本も他国から学ぶ姿勢が求められること。など。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ラウンドテーブルでの様子
ラウンドテーブルでの様子