カンボジアの教官の学校保健研修を行いました

報告日時:2024年10月31日
報告者:中山桂子

東京学芸大学では「カンボジア学校保健サービス創生事業(プロジェクトリーダー:朝倉隆司特命教授)を行っています。本事業は、日本財団から助成を受けています。

本事業は、2020年から始まり、カンボジアの教員養成大学2校において、学校保健の授業を担当する教官を対象に、本事業が作成した学校保健教科書の内容を中心とした、包括的な内容の学校保健研修を実施しています。

通常、カンボジアでの研修を中心に行っていますが、9月8日~15日で日本研修を実施しました。カンボジアからバッタンバン教員養成大学の学長・副学長、プノンペン教員養成大学・バッタンバン教員養成大学の教官9名等、計14名が来日しました。

日本研修は、日本の中学校視察、中学校課程における教科書の解説を中心とした内容で行いました。学校視察では、附属小金井小学校、附属国際中等教育学校、町田市立南中学校、座間市立相模中学校を訪問させていただきました。体育科教員による保健授業、養護教諭等による保健指導を見学。保健室見学では、児童生徒への健康課題やその対応の仕方など、養護教諭へたくさんの質問が投げかけられました。

別日には、朝倉隆司教授による「日本の学校の現状」、杏林大学の籠谷恵准教授から「小児保健」、埼玉大学の齋藤千景教授から「日本の保健室の歴史と役割の変遷」の講義を受けました。
訪問先の学でも講義の中でも、各自の研修目的に沿った内容を中心に活発な質疑応答が行われました。

学芸大学の正門にて
小学校の保健指導見学後、手洗い実験をやらせてもらいました

公立中学校での保健室見学
公立中学校での保健指導見学

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