国際保健医療学会でのシンポジウム       The proposal from Asia for promotion and future co-innovation of School Health

報告日時: 2024年12月10日
報告者: 友川幸

2024年の11月16日~17日に沖縄県の糸満市で開催された第39回国際保健医療学会で、学校保健コンソーシアムがシンポジウム企画( The proposal from Asia for promotion and future co-innovation of School Health)を行いました。

アジアからの提言として、従来の初等教育を中心とした学校保健支援から、就学前教育及び中等教育にも対象拡大し、ライフコースにそった学校保健活動の展開の必要性、障害のある子どもや、包括的な性教育、メンタルヘルス等多様な課題に対応していく必要性を提案しました。

冒頭に、企画者の友川幸氏(コンソーシアム事務局長)が、企画の趣旨を説明し、続いて、友川氏が就学前教育における学校保健活動について報告した。
その後、HANDSの八木氏がケニアのケリチョーで行われている就学前教育を対象とした栄養関連活動、長崎大学熱帯医学研究者の日達真美氏が、妊娠前の青少年を対象としたプレコンセプションケア、大阪大学の松本ミユ氏が、思春期世代に対する包括的性教育について報告した。さらに、インクルーシブな視点から、長崎大学熱帯医学研究所の神谷保彦氏が、障害のある子ども、小さく生まれた子ども達を対象とした学校保健、そして、最後に、岐阜大学の西尾泰彰氏が学校での精神保健活動について、その意義と課題を報告した。

6人の報告の後で、JICAの小澤真紀氏が発表についてのコメントと、JICAの関連領域での支援の動向に関する情報提供をいただいた。

西尾氏の報告の様子(学校保健と精神保健)

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