国際社会学会への参加(2023年6月 メルボルン・オーストラリア)
報告日時:10月24日
報告者:東京学芸大学 カンボジア学校保健事業 上野真理恵
2023年6月25日~7月1日までオーストラリアのメルボルンで国際社会学会(XX ISA World Congress of Sociology)が開かれました。
国際社会学会(ISA:International Sociology of Association)は、いくつもの調査研究委員会(RC:Research Commitiee)から構成されています。学会期間中は、それぞれの調査研究委員会が企画するセッションにて、世界中から集まった研究者、学生が研究発表を行います。
私は、RC49のメンタルヘルス委員会に所属しており、「The Association between Mental Health and Overall Health, Safety Behavior, and Social Relationships Among University Students in Cambodia」というタイトルで口頭発表をしました。
これは、現在東京学芸大学が取り組んでいるカンボジア学校保健事業における学生の健康調査を分析したものです。調査の分析の結果、カンボジアの大学生の精神的不調には、経済状況自己評価の低さ、不規則な食習慣、温かい人間関係の少なさが関連していることがわかりました。また、学生の約8割に、一般的信頼感が低い傾向がみられました。
質疑応答では、各国の異なるバックグラウンドを持った方から、新しい視点からの質問やアドバイスをいただくことができました。今回の経験を、今後の論文化や、カンボジア学校保健事業に活かしていきたいと思います。
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